炭火の香ばしさから、緑茶の静けさへ。|コノスル シラー レビュー

今回は、家の近くの「なんでも酒やカクヤス」で購入した「コノスル シラー ビシクレタ レゼルバ」をレビューしていきます!
人生でシラーを飲むのは初めてですが、結構根強いファンもいるという品種と聞いているので、とても楽しみです

※赤エチケットと黒エチケットが置いてあり、黒がカッコイイ!と思ったので購入しましたが、どうやら順次赤から黒に切り替わっている模様。黒エチケットはレアだったかも、、?
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ワイン名 | コノスル シラー(Cono Sur Syrah)ビシクレタ・レゼルバ |
| 産地 | チリ(D.O.コルチャグア・ヴァレー) |
| 生産者 | コノスル(Cono Sur)。チリ最大級のワイナリーで、自転車マークとコスパの良さで知られています |
| 色/味 | 赤/辛口 |
| 品種 | シラー85%・その他15% |
| ヴィンテージ | 2023 |
| 熟成方法 | ステンレススチールタンクで10ヶ月熟成 |
| ボディ | フルボディ |
| 適温 | 16℃〜18℃ |
| 容量 | 750ml |
| 購入価格 | 913円(税込) |
一般的に、シラーは黒系果実の香りに黒コショウのようなスパイス感が重なり、チョコやモカを思わせるニュアンスが顔を出す品種と言われています。
産地であるD.O.コルチャグア・ヴァレーは、「第2のナパ・ヴァレー」とも称される、チリを代表する高級赤ワインの銘醸地であり、ここで造られるワインは濃厚な果実味、豊かなタンニンが特徴とのこと。
飲んでみた感想
注いだ直後──夜の芝生で炭火を囲む
グラスに注いですぐ鼻を近づけると、黒系果実の香りに黒コショウのスパイス感、そして少し燻したような香ばしさが重なって立ち上ってきました。
そして一口飲んだ瞬間、夜の芝生の上で炭火を囲み、ジュウジュウとステーキを焼いているようなBBQの情景が浮かんできました。
3連休初日の夜に、家族や仲の良い友人と一緒にグランピングに来ている、そんな楽しい時間が想起されます。

フルボディ系という点でカベルネ・ソーヴィニヨンに近い印象を受けました。
ただ、私が過去飲んできたカベルネ・ソーヴィニヨンはミントを思わせる清涼感のある香りが印象的だったのに対し、今回のシラーでは、黒コショウを伴うスモーキーな香ばしさが強く印象に残りました。
グラスを回した後──旅館の窓際で緑茶を
夕食を食べながら飲んでいたため、妻と他愛もない話をしながら、無意識にグラスをくるくる回していました。
1〜2分スワリングした後、ワインを口に含むとあら不思議!空気に触れて角が取れたのか、緑茶のようなニュアンスが強くなりました。
まるで旅館の窓際で、緑茶とゴーフレットを静かに楽しんでいるような、落ち着いた和の情景に一変していたのです。
緑茶のほろ苦さを思わせる静けさが、さっきまでの炭火の勢いとは真逆でした。

ワインが見せてくれた、真逆の2つの景色。炭火の香ばしさ(動)から緑茶の静けさ(静)へ──この振れ幅こそが、今回のコノスル シラーの一番の面白さだったと思います。
しかも、そのトリガーは「グラスを回す」という、誰でも再現できるシンプルなアクションでした。
ネットで検索すると「力強い」「スパイシー」「肉に合う」という評価が定番として出てきますが、そのイメージとのズレがあったからこそ、印象に残る一杯になったのだと思います。
ペアリング
実際にこの日合わせたのは、豚肉のソテー(ホワイトマッシュルームソースがけ)でした。
スパイスの効いた黒系果実の香りとソースのコクが、思った以上にしっくりきました。

定番の合わせ方としては、炭火焼きやBBQ、ステーキなど、スパイスの効いた肉料理が王道です。
ただ今回感じたように、スワリングした後の”静”の顔には、ゴーフレットのような軽い甘さの和菓子を添えるのも意外と合うのではないかと思います。
動と静、それぞれの表情に合わせてペアリングを変えてみるのも楽しそうです。
あとがき
総評はこんな感じです。
- 甘辛度:3/4(やや辛口)
- 渋み:2/4(穏やか)
- ボディ:3/4(やや重め)
- おすすめ度:4/4(かなりおすすめ)
1,000円以下というカジュアルな価格帯なのに、炭火の香ばしさから緑茶の静けさまで、思いがけない旅をさせてくれました!
ぜひ今度は赤身肉とも合わせてみたいですね

