先日、妻を連れて宮島に行ってきました!

妻にとって初めての宮島訪問であるのはもちろん、海なし県出身なのでフェリー乗船も生まれて初めてとのこと。

自分は何度も宮島を訪れていますが、初めて体験したこともいくつかあったので、備忘録も兼ねて、当日のルートや感じたことを書いていきます。

観光型高速クルーザー「SEA SPICA」に乗船

今回は宮島口からフェリーに乗るという定番の行き方ではなく、最寄りの呉港から宮島へ直行できる「SEA SPICA」というクルーザーに乗船しました。

1ヶ月ちょっと前に瀬戸内海汽船のこちらのページから事前予約したのですが、どうやら呉ー宮島直行便をSEA SPICAで運航してくれるのは8月だけだそう!

事前予約の際にクレジットカード決済を選択したので、当日港ではチケットを受け取るだけかと思っていたら、

宮島訪問税お願いしま〜す

と言われて現金で100円徴収されました😳

「今までこんな税取られてたっけ?」と思って調べたところ、どうやら廿日市市が2023年10月1日から法定外普通税として徴収を始めた模様。

最後に訪れたのは5年以上前なので、そりゃ知らないわけだ。

宮島訪問税を納めて、港内で少し待った後、9時30分頃ついにSEA SPICAへ乗船!

この船は、JR西日本グループ・瀬戸内海汽船グループ・国土交通省中国運輸局の3者が締結した「せとうちエリア海事観光の振興に向けた連携協定」を契機として、2020年に就航したものだそう。

濃紺のボディにポイントで金色が入ったオシャレなデザイン。この金色は瀬戸内の夕焼けをイメージしているとのこと。

船内は3人がけのシートが横3列、縦5〜6列ほど。飲食物を提供してくれるバーのようなカウンターも備え付けられていました。何が売られていたかはちゃんと見てませんが、レモネードがあった気がします(適当)。

高速クルーザーSEA SPICAの客室。濃紺の3人がけシートが並び、前方に航路案内のモニターが設置されている

2階部分はデッキになっていて、呉や江田島、広島市内を船上から見渡すことができ、瀬戸内海の多島美を満喫できました。

妻にとっては島に囲まれた海の上を走るという体験自体が新鮮だったようで、「こんな景色見たことない!」と喜んでくれました😆

SEA SPICAの2階オープンデッキ。丸テーブルとベンチに乗客が腰かけ、奥に瀬戸内の島影が見える
SEA SPICAのデッキから望む瀬戸内海。黄色い手すりの向こうに白い航跡が伸び、対岸に呉の街と山並みが見える

宮島到着!早速妻にハプニング

呉から45分ほどで宮島に到着。

のそのそ歩く鹿の写真とか撮りながら歩いていると、突然妻が「💩に行きたい」と言い出すので、宮島表参道商店街の中にあるTOTOおもてなしトイレへ。

観光地のトイレってたくさんの人が使うから汚そうとか思っていましたが、TOTOという名前が入るほど力を入れていることもあって、トイレはとても綺麗に保たれており、ポイント高いなぁと感じました。

どうやら港で徴収された宮島訪問税は、このトイレの清掃などにも使われているようで、こういうところにはしっかりお金を使って、綺麗に保ってほしいですね。

……とか感心しながら外で待っていたら、妻から「鼻血が止まらなくなったので、先にご飯屋さんに向かっていて」とLINEが届きました。

どうやら興奮と暑さで鼻血が出てしまったらしいです🤣

予約の時間が迫っていたので、僕だけ先にお店に向かうことに。

「しまの音」であなごめし堪能

妻より一足先に、予約していた「宮島味処 しまの音」へ到着。

このお店は2026年7月19日にグランドオープンしたばかりで、古民家を改修したオシャレな雰囲気に惹かれて予約しました。

宮島味処しまの音の外観。白い暖簾に店名が染め抜かれ、店頭にランチメニューの看板が立てられている

11時ぴったりに開店し、2人がけのテーブルへ案内されました。色々漏れ出て大変なことになっていた妻も、5分後くらいに無事合流。

このとき店内には僕たち以外に60歳くらいのご夫婦が1組だけだったのですが、こんなに広いのに案内されたのはその夫婦の真隣の席w

オルカンを横目に日本の個別株へ集中投資するくらいの偏りっぷりでした🤣

2人組を2人席に案内するのは当然なので、全然批判するつもりはないのですが、しばらくの間広い空間にぽつんと2組が固まっているのがシュールでした笑

しまの音の店内。古民家を改修した空間に木のテーブル席が並び、開店直後で客がいない
後ろを振り向くとガラーン(後からたくさんお客さん来ました)

そんなことはさておき、料理は2人とも広島名物あなごめし御膳を注文。料金は2,860円(税込)。

しまの音御膳というもっと豪華なメニューもあったのですが、その後食べ歩きすることを考えて少し控えめにしました(結果的に正解だったと思います)。

加えて僕は、三次ワイナリーで生産している「TOMOE デラウェア」も頼みました。

グラスワインはこのTOMOEシリーズのみでしたが、ボトルだと「ムルソー」「ピュリニー・モンラッシェ」や「ジュヴレ・シャンベルタン」なども置いてあって、結構ワインに力を入れている印象。

テーブルに置かれた白ワインのグラス。三次ワイナリーのTOMOE デラウェア
TOMOE デラウェア

あなごめしは、陶器の下に穴が空いていて、底面にクッキングシートが敷かれている作り。おそらく最後に蒸しているのだと思いますが、穴子がふわふわでとても美味しかったです。

しかも最後はひつまぶしにできる仕様。一度の注文で二度楽しめるご飯でした。

広島あなごめし御膳。角重に盛られた炙り穴子のあなごめしと、だし用の急須、小鉢、香の物、薬味が並ぶ

店内は電波が届きにくかったですが、店員さんに言えばWi-Fiを使わせてもらえるようでした。

自分はApple Pay(クレカ)で支払いましたが、PayPayなどQRコード決済は、Wi-Fiに繋いでないとすぐにアプリが立ち上がらないかもしれないので要注意。

干潮の大鳥居の下へ

昼食後は、THE 宮島名物とも言える大鳥居へ。

ラッキーなことに潮が引いていて、鳥居のすぐ近くまで歩いて行けたので、真下で写真を撮ってきました。

僕は何度か来ているのですが、鳥居が6本足であることをこの日はじめて認識しましたw

大鳥居はそこに置いてあるだけと聞いていたので、バランス崩してパッタンと倒れたらどうするんだろうと思っていましたが、長年の謎が解けました。

干潮時の厳島神社の大鳥居。潮が引いた砂浜を大勢の観光客が鳥居の根元まで歩いている

厳島神社は長蛇の列でスルー

鳥居を見終わったあと、厳島神社に参拝しようと思ったのですが、入口前から長蛇の列🐍

ちょうど日差しが強くなってきたこともあり、この日は参拝を見送ることにしました。

次回は涼しくて空いている時期に、改めて妻を連れてきてあげたいところです。

千畳閣で避暑

代わりに向かったのが、神社の入口近くの階段を登ったところにある千畳閣。入場料はたったの100円です。

千畳閣は正式名称を豊国神社(とよくにじんじゃ/ほうこくじんじゃ)といい、畳857枚分の広さを持つ日本最大級の木造建築。豊国神社とは豊臣秀吉を主祭神として祀る神社のことで、この千畳閣も天正15年、秀吉が毛利軍との対峙を経て、戦没将兵の慰霊のために発願した建物とのことです。

秀吉は政僧・安国寺恵瓊(あんこくじえけい)に命じて建立させたものの、1598年の秀吉の死去によって工事は中断

僕はずっと「眺めをよくするための吹き抜けなんだろうな」と思っていたのですが、工事が途中で止まったから壁も襖もないだけだった、というのが真相らしいです。歴史の事情がそのまま建物の形になっているのが面白い。

館内には特大のしゃもじがいくつも置いてあり、「これで料理し放題やで!」と妻に振ってみたところ、「こんなデカいので米つげるかい」と冷静に一蹴されました。

ちなみにこの巨大しゃもじ、宮島がもともと日本一のしゃもじ生産地だったことにちなんで作られたもので、「勝利を掬いとる」という意味も込められているそうです。

本日のメインイベント「揚げもみじ」

千畳閣で涼んだあとは、この日のメインイベントである揚げもみじを食べに商店街へ。

その前に、近くの宮島珈琲でアイスコーヒーを購入。甘いものを食べるのにコーヒーがないとやっとられんけぇね。

コーヒー片手に紅葉堂本店へ向かい、1人2本ずつ食べることに。僕はこしあんとクリーム、妻はチョコとクリームを食べることにしました。

購入は食券方式で、列に並んでいる途中で券売機があるという形式だったのですが、妻の購入スピードが爆速すぎて、前に並んでいたカップルを追い越す形になってしまいました。

すると妻は「先に並んでましたよね? どうぞ!」とすかさず声をかけていて、カップルの方も「あ、先どうぞ!」と譲ってくれたあと、小声で「気遣いがすごいね」と褒めてくれていました。

自分は「食券買うスピードは人によって違うし、抜かしちゃったけどしょうがないよなぁ」と思っていましたが、ちゃんと妻を見習って声をかけることをしないとダメですね。

店員さんに食券を渡したところ、チョコだけはこれから揚げるので少し待ってほしいとのことで、妻がその場で待機。

僕は店の奥で待っていたのですが、2階にもイートインスペースがあることに気づき、上がってみたら意外と空いていました。ラッキー!

冷房の効いた空間で揚げもみじを堪能でき、妻も「とても美味しい」と言ってくれてひと安心。真夏の宮島で座って涼みながら食べられたのは、かなり大きかったです。

2階からの風景。吹き抜けになっている。
紅葉堂の揚げもみじ。イートインスペースの木のテーブルに、串に刺さった揚げもみじの包みとアイスコーヒーが置かれている
1本150円

レモンコーラとレモネードで避暑(2回目)

アイスコーヒーを飲んでいたとはいえ、揚げたてのお菓子を食べたあとはさすがに口の中をさっぱりさせたい。

ということで、商店街の中にある「ネコモシャクシモ」というお店でレモンコーラとレモネードを注文。

店内に2つしかないベンチの片方がちょうど空いていて、妻と2人で座って飲めたのですが、そのあと続々とお客さんが来て、みんな立ち飲み状態に。

なんでもないことだけど、こういう小さなラッキーが続くと気分がとても上向きになりますね!

手作り箸工房「遊膳」でお箸を購入

宮島にはオシャレなお箸屋さんがたくさんあります。今回はいいものがあれば買おうと思っていたので、お箸屋さん「手作り箸工房 遊膳」へ。

いろいろな種類の箸が並んでいたのですが、目を引いたのは「食洗機対応」を謳う箸のコーナーがかなり広く取られていたこと。

今のご時世、食洗機対応でないと選ばれないということなのでしょう。

お店がそこのニーズをきちんとキャッチアップしているのがすごいなと感じました。旅先で買った箸が「洗えないから使わなくなる」のは、いちばん悲しい結末ですからね、、

結局、妻とおそろいの箸(僕はグレー、妻はサーモンピンク)を購入しました。

酒屋さんでお土産を購入

両親と、翌日会う予定の友人宅へのお土産は、「宮島鉄鍋火屋」という酒屋さんで購入することに。

酒屋の店先に置かれた石の水槽から水を飲む宮島の鹿。水槽の中では金魚が泳いでいる
店の入り口で鹿が水飲んでました。

両親は日本酒のほうが好きかな〜と思いつつ、焼酎のほうが品揃えがよかったのと、瓶のデザインが激シブだったので、「陶器 とっくり宮島 米焼酎 720ml 41%」をチョイス。

宮島の酒屋に並ぶ陶器製ボトルの米焼酎。「安藝之國 宮島」の文字が入り、値札に「陶器 とっくり宮島 米焼酎 720ml 41%」とある
右側の黒い瓶を購入

友人一家にも何か買って帰ろうということで「戸河内」のウイスキーを購入したのですが、あとから聞いた話だと広島では結構有名なウイスキーだったようです😂

完全に知らずに選んでいました。まあ美味しいらしいのでよしとします。

まとめ:平日の宮島に行ける人生を選びたい

妻との初宮島旅は、あなごめし・大鳥居・揚げもみじという宮島の名物を一通り味わってもらえて、案内した側としても大満足でした。

厳島神社の参拝は叶わなかったので、暑くない季節にあらためて訪れて、次こそはお参りしたいところです。次回は宮島ロープウェーで弥山に登ってみるのもいいかもしれません。

大鳥居の下まで歩けたり、揚げもみじを座って食べられたり、飲み物も座って飲めたりと、とにかくラッキーの多い一日でした。

ただ、裏を返せば「土日の宮島は運頼み」ということでもあります。厳島神社の長蛇の列も、暑さも、混雑も、平日に来られるなら大部分は避けられそうです。

FIREして、平日の空いている時間に宮島へ行く——そういう選択肢を選べるようになりたい。旅を楽しみながら、そんなことをあらためて考えさせられた一日でした。

ABOUT ME
ちょす
20代後半男性、現役地方公務員。家族は妻。過去の体験や、読書・AI・趣味・仕事の経験を通して、「自分で人生を選ぶ力」を育てるヒントを発信しています。